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不良とエンジョイ
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「…え?!!」
「何だよ」
「最初から最後までクズだったじゃないっすか!!今のどこに惚れる要素が?!」
「…っ!!んなの…言えるわけ…」
「言ってくださいよ?!お願いします、これだけはどうしても聞きたいんです…!」
「…~~~っけ、…喧嘩が強い所とか…自由で、クレイジーな所とか…かっこいいだろ…」
「クレイジー?!自由でクレイジー?!!それかっこいいっすか?!」
「うるせぇ!!」
「ぐふっ…!」
照れ隠しなのにわりと強めに蹴られた。
…意味が分からない。和田に惚れるだけでも意味が分からないのに、惚れた理由がまた意味が分からない。
「竜司…」
先輩たちも今のは可笑しいと気づいたのか一条さんの肩に手を置いた。
「お前の熱い気持ち、伝わったぜ」
意味が分からない…
「何だよ、さっきまでやめとけって言ってたくせに…」
「事情を知ったからには応援するぜ」
「だって俺たち友達だろ」
「お前ら…」
「そういうわけだから、紅谷。和田の奴借りてくぞ」
「ドウゾオスキニ」
(ごめん、和田。俺、今日見たいテレビあるし帰るわ。)
お金はもらったがこればっかりは理解できなくて諦めた。
部屋に仏壇でも作っておくから安らかに眠れ。
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