アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
彼と2人っきり
-
―――
「あぐ…っ」
「起きたか」
目覚めの一発に不良。いやぁ、これは効きますね。
なんて考えながらも慌てて辺りを見回す。ベッドの上に寝かされ、その縁に確か一条さんとやらが座っている。
どうやら寮の部屋らしいが、俺の部屋と違ってベッドが1つしかない。1人で部屋使ってんのかよ。
「あの、…ここは…?」
「俺の部屋だ」
「へぇ…」
「…」
「…」
俺の部屋だ、じゃなくて経緯を話してくれよ!!ていうか、紅谷どこ行った!!
「なあ、」
「っは、はい?!」
「えと…和田芳人…」
「っわ、和田で結構です」
「…和田は、中庭で強姦してた奴追い払った事覚えてるか?」
「えっ?…ああ。ありました…けど…追い払ったなんてそんな大そうなことは…」
「ううん。すげぇ、強かったじゃねえかっ」
「…っ!」
目を細め、どこか嬉しそうにはにかむ。
…不良なのに。俺には篠原さんと言う天使が既にいるのに…。
「(っちょ、ちょっと可愛いとか思ってしまった…)」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
55 / 79