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18歳以上ですか?
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一条 竜司さんの頭ン中
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「…」
「うわぁ、女の子いっぱいですね」
「…だな…」
初めましてだな、クソ。
俺は一条竜司。
留年ギリギリ18歳だ。
片思いして早1ヶ月。
今日はついに…和田芳人と…ケーキバイキング…
ケーキバイキング…っつーか…
デートじゃねーか…!!!(歓喜)
「竜司さん…なんかオーラが禍々しいですけどそんなにケーキ食べたかったんですか」
「…あ、ああ。楽しみだ…」
「そうですか。うーん…でもあの中に入っていくのはちょっと勇気いりますね。さすが人気店…」
「…(落ち着け俺。年上の俺がここでスマートにエスコートして)「一条さん、俺が突破口を開くので、ついてきてください!」
「…ああっ(きゅんっ)」
―――
「一条さん見てるのが辛い…っ」
「あの人常にピンク色のオーラがにじみ出てるな」
「…山田先輩、一条さんはおそらく和田のあのわけわかんない所を好きになったんすよね」
「え、…まあ自由でクレイジーな所が好きなんだろ」
「一条さんはどう見てもタチっすよね」
「………まあ」
「もし和田がネコっぽくない普通の常識人になったら…」
「!!…思ってたのと違う、ってなるな!」
「一条さんの心はだんだん冷めていって、しかも怒らせることも無いから和田の生存率がグッと上がる!!」
「やったー、明日も和田の飯が食える!」
…後に俺たちはこの時の事を猛省する羽目になった。
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