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不良と同居
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「えっと、俺一旦部屋に戻りますね」
「ああ…」
顔を赤らめて俯きながら頷く竜司さん。
告白される前はなんとも思わなかったのに、俺のした行為によって赤くなってると思うとちょっと優越感が。
―――
「…このちょっと汚い感じ落ち着く」
一晩で何があったらこうなるのか。
何でゲーム機を使ったら元の場所に戻さないのか、ゴミ箱にゴミを入れる時は奥までギュっと押し込めって俺何回も言ったし、飲み終わったペットボトルは洗って潰しておけって再三言った。
「……もぅ、男の子なんだからっ」
呆れつつもテキパキと片付け始める。この片付けてる間が一番冷静になれる気がする。とりあえずあの甘い雰囲気をなんとかしないと俺もう付き合いましょう、って言いたくなる。
「ん…和田…?」
「はよー。起こしちゃったか?」
「いや……無事?」
「……」
「え、何だよその無言。何かあったのか?!」
「実は…」
「…」
「可愛すぎて困ってる」
山田に無視されたうえに二度寝された。
ちょっと待って、ゴミ箱の件については色々注意したいことがあるんだけど。
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