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不良と同居
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「ただいまー…って、」
何時もより簡素な朝ごはん片手に部屋に戻ってみると布団の中に膨らみが。
俺の前で二度寝なんて可愛いことするなんて、さては上からダイブされてモフモフしてほしいって魂胆か。出来ないけど。
「…」
いや、でもこのまま起こすのももったいないよな。
オウムみたいになってるし上からガバーッて抱きしめてあげたい。何でイケメンで不良のくせにまるくなって寝てんだよくそかわいいだろうが興奮してきた。
「っりゅ、竜司さん、起きてください。布団剥ぎますよー」
「…遅い」
「起きてたんですか」
ひょこっと頭を出してじとっと見つめられる。
だからそのオコジョみたいな可愛い感じやめて。可愛いから。
「部屋の片づけちょっとしちゃって…朝ごはん持ってきたんですけどいりますか?」
「!」
「食堂が良かったらいいんですけど」
「食べる」
間髪入れずにそう言って起き上った。
はっきり言おう。
甘い。
スゲー甘い。
竜司さんの行動が一々可愛すぎて胃が締まる。
細長い釣り目の瞳がキラキラしたり、ジト目になったりギャップ萌えが激しすぎてヤバい。
柚子ちゃん先輩の、見た目の可愛さと中身の凶暴さと違って、竜司さんは見た目の怖さと中身の可愛さの差が凄い。
こういう時ぐうかわって言うんだろ。小学校あがりたての妹たちが「知らないおじさんにぐうかわって言われたー」って言ってたから多分あってる。知らないおじさんは学校に報告しておいた。
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