アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
17
-
月「まぁ、座って話そうよ」
影「……あ、あぁ」
月島は落ち着いた様子で言った。
月「……………………」
影「……………………」
影「っ、月島はいつ自分が喰種だって気付いたんだ…?」
影山は沈黙が耐えきれず、月島に聞いてみた。
月「……小学1年の時、親に教えられた。
僕たちが他の人と違う事と、人の殺し方を……」
月島はそう言うと少し悲しそうな顔をした。
影「そうか……何か聞いて悪かった…」
月「別にいいよ。そういう影山こそどうなの?」
影「俺は………、、、」
ー中学時代ー
自分がおかしい………
そう思い始めたのは、中2の秋頃。
きっかけは、たいした事じゃなかった……
ただ、皆の食べているものが
何故か俺だけ、
すごく不味く感じる事だった、、、、。
その事を、友達に言ったら『おかしい』そう言われた。
次の日、俺の友達だったはずの奴がクラスのヤツと一緒に俺の陰口を言うようになった。
悲しくない………
と言えば嘘になるが、
あぁ、友達ってこんなものなんだ、、、
ただ、そう思った。
給食時間になると周りから、
『お前、舌がおかしいんじゃねぇの?』
『影山くん、病院行った方がいいよねー』
そう周りから言われるようになった。
皆は、何でそんな事を言うのだろう……。。
勉強も
運動も
普通なのに……
ただ、少し違うだけだ………。
何がおかしいんだ………?
少し違うだけで………。。
それだけで皆は俺のことを、
『おかしい』と口を揃えて言うんだ。。
その事を親に話したら、
『そう。。
飛雄にはまだ、話してなかったね。
飛雄、よく聞きなさい。
あなたはね、喰種っていう怪物なのよ。』
突然だった。
普通におくっていた俺の日常がこの一言で、
一瞬にして
壊れ、崩れ落ちていく音がきこえた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
21 / 32