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喰種とは人を喰べる怪物……。
それが、俺なんだというショックは大きかった。
母さんはいろんな事を話してくれた。
喰種は人肉と、
コーヒーと水しか食べれない、飲めない事。
それと他に仲間………、、、
喰種がいる事………。
『いい?飛雄。
外では、人を殺して喰べてはいけないよ。』
『わ、分かった……』
『ふふっ。
何で喰種なのにそれはしてはいけないの?
って顔してるね』
『え…、、うん…』
『それはね、、
飛雄に人を殺す快感を
覚えて欲しくないからよ。
一度したら、忘れられない。。
あの快感は喰種にとってすごい中毒になるのよ……』
あの時、母さんの顔が忘れられなかった。
すごく、悲しくて後悔している顔だった。
多分、母さんも人を殺す快感を覚えてしまったのだろう。
俺はそう思ったら、
あぁ、現実なんだ。。
これは夢じゃないんだ。
夢であってほしかった。
自分が喰種じゃないと思いたかった。
でも、、、、、
喰種に生まれた限り、
人を喰べなければならない。。
ポロっ……
『っ………』
そう思うと涙が溢れて出てきた。
人を喰べなければならない。。
人が豚や牛を食べるように。。
『ごめんね……
飛雄……。。』
これが現実なんだ。
これが喰種なんだ。
中学3年の春、俺は喰種になった。
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