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高校生になりました 10
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手を引いて先生は自分のデスクへと向かい、
先生が椅子に座るなり、何故かその膝の上に乗っけられた。
しかも、向かい合わせだ。
綺麗な整った顔がすぐ近くにある。
「先生?」
「教室行く前に説明がある。玲依は1-A。寮のことは寮長にでも聞いてくれ」
コクコクと頷けば頭を撫でてくれる。
微かにタバコの匂いがした。
「先生。今日からよろしくお願いします」
「あぁ、よろしくな。俺のことは恭弥先生って呼んでくれ。そっちの方が俺的に嬉しい」
「早速総受けフラグ2本目ゲット!!いやぁ間近で見るのは格別だぁ」
「お前いつの間に戻ってきたんだよ」
先生は盛大に舌打ちした。
さっきの生徒がいつの間にか戻ってきていたのだった。
「時間だ。行くぞ玲依。そこの腐れ男子は十秒以内に行かないと…」
そこで言葉を止め、ニヤリと微笑む先生。
「っちょ!そこで言葉止めないで!!」
彼の顔は蒼白し、一瞬のうちに姿を消した。
「ったくアイツは…」
ビックリしたのは僕だけのようで、先生はやれやれと首を振っていた。
先生は僕を膝から下ろすと職員室を後にする。
僕も、もちろんその後ろについていく。
先生は僕の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれた。
見た目は少しだけ怖いけど、本当は優しい先生みたいでホッとした。
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