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1.日常
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「今日は何して遊ぶの?」
ふにゃっと笑いながら体を起こそうと、今にも折れそうな細い腕で頑張るキミ。
何度も何度も失敗して、ゼィゼイと苦しそうに息をもらしだした。
「そのままでいいから、 キスさせて」
乱れた息を整えようと、胸に手を当てて深呼吸を繰り返すキミの唇に俺の唇を重ねる。
触れるだけの優しいキス。
だって朝だし…ね?
「おはよう、晴」
「うん、ヒロ…君おはよ…う… っゲホゲホッ…」
「晴!? 大丈夫か?」
「うん…ごめんね」
そう言って屈託のない笑顔を見せる晴。
知ってるよ。
キミがその顔で笑うときは無理してるときだって…
「晴、目、瞑ってて」
「ヒロ君?」
「いいから。 開けちゃだめだよ?」
うん。と、律儀に目を閉じたまま首を傾げる晴に俺はもう一度キスをして、
頭を優しくなでた。
そしてそのままポンポンと規則正しくお腹を叩いてあげて…
しばらくすると、スースーと寝息が聞こえてきて、
可愛いキミの顔は寝顔になった。
「おやすみ、晴」
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