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「っ、お願っ…許して、火宮さ…」
グチュッと後ろから上がった水音に、俺はぐっと唇を噛み締めて俯いた。
店から連れ出された俺は、外で待っていた車に乗せられて、マンションまで帰って来た。
そのまま真っ直ぐに寝室に向かった火宮に裸に剥かれ、今は、ベッドの端に腰掛けた火宮の膝の上にうつ伏せで乗せられて、蕾にバイブを突っ込まれているところだ。
「ひ、ぁぁ。ふっ、アッー」
グチュッ、グチュッと火宮の手でバイブを抜き差しされ、その度に悲鳴が漏れる。
パァンッ!
「っ、あぁっ!」
「ククッ、はしたない。腰が揺れているぞ」
時折叩かれるお尻がピリッと痺れる。
っ…。
「だって…」
「堪えろと言っているだろう?」
ニヤリ、と、見えなくても分かる、愉悦の笑みを浮かべているんだろう火宮の声が響き、またもパァンとお尻を打ち鳴らされた。
「ひぁっ、あぁっ!」
ぶたれた衝撃で、反射的にナカを締め付けてしまうからたまらない。
意地の悪い火宮は、確実にその瞬間を狙って、ナカをズブッと穿ってくる。
「もっ、やぁ…許しっ」
「クッ、もう弱音か?まだまだ甘いぞ」
愉しげに喉を鳴らした火宮に、また1つお尻を叩かれ、グチュグチュとバイブを抜き差しされた。
「ふっぁぁぁ、あぁっ」
たまらず身悶えた身体が、勝手に火宮の太腿に、中心を擦り付けてしまう。
「ククッ、イったら鞭だぞ」
「あっ、あっ、やだっ」
「ほら」
パァン、とまたお尻をぶたれ、その衝撃にビクンと仰け反ったら、途端にヴィーンとバイブのスイッチが入れられた。
「あっ、アッー!」
ぞわっ、と強烈な快感が湧き、ビクビクと性器が震えたのが分かった。
「あっ、だめ、やだっ、だめっ」
そんなにしたら、イッちゃうのに…。
恐怖と快感がごっちゃになった感情が溢れて、目にじわりと涙が溜まった。
「ふぁっ、火宮さぁんっ」
無意識に、甘えた声が漏れる。
「火宮さっ、お願い、止めて…」
「クッ、さっきは媚びろと言ったとき、逃げたくせに」
「っ…」
だってそれは。
うー、根に持ってるなぁ…。
「ふっ、ぅ、ご、めっ…」
仕方がないから早々に謝ってやろうとした瞬間、またもパァンとお尻を叩かれた。
「なっ、アッ。だ、めぇっ!」
バイブの動きをギリギリ我慢しているところに、その刺激はヤバすぎる。
ピリッと痺れたお尻に、ぎゅぅ、と力が入ってしまった双丘が、後ろのバイブを思い切り締め付けた。
「っーー!」
駄目だ。イッたら鞭。
ただその恐怖から、必死でイくのを堪える。
「う、う、ぅぁぁ…」
きゅぅ、と力を込めた足の指が丸まって、身体が小刻みに震えた。
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