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転校生
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叶多と瑠璃が学校についたのは8時くらいだった。
「朝会だー、急げー」
先生が数人、門の前や体育館の前で生徒に呼びかけている。
瑠璃と叶多は1回自分のクラスに行く。
「行こうか」
荷物を自分の机の上に置いて体育館へと向かう。
ーザワザワ
体育館はザワザワしていて居心地が悪かった。
この学校の朝会は整列などせず、フリーでその辺に座って先生の話を聞く。
「なんか、いつもよりざわめいてるね…」
叶多にそう問いかけると
「転校生が来たんだって。」
と答えた。
「相当の美青年らしいよ!」
「え?!ほんとに?!」
女子がキャーキャー言っている。
叶多は相変わらずクラスのみんなに囲まれている。
ーキーンコーンカーンコーン
リズムの良いチャイムの音がする。
「では、朝会を始めるぞ」
先生達のどうでも良くて長い話が始まった。
みんなも友達との会話を楽しんでいて全然先生の話を聞いていない。
「それでは、転校生を紹介する。」
先生がそういった瞬間体育館が一瞬で静かになる。
「では、来てくれ。」
先生が舞台へと誘導していく。
先生についてきたのは長身でさらさらの綺麗な長い金髪の、青い瞳をする青年と、薄ピンク色の短いストレートヘアーに綺麗な紫の瞳をする青年がでてくる。
女子は待っていましたと言わんばかりに
「きゃー!」
と黄色い歓声を送っている。
「伊勢優雅って言います。宜しく」
と金髪の青年があいさつする。
「本城要だよー!宜しく!」
とピンク色の髪の青年があいさつする。
叶多は何も言わずにただクラスメイトの男子と話をしていた。
「では朝会を終わりにします」
先生の号令で朝会の幕が降りた。
瑠璃は少し、不思議な感じのする2人だなと思いながら自分のクラスの戻るのだった。
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