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相澤龍哉side
俺は急いで現場へと向かった
「っ!」
何だこれは…っ!
俺が目にした光景は
20人ほどの大人が血を流してぐったりと倒れている
半殺しだ
そこに黒いパーカーにフードを深くかぶった蓮が
ポツンと立っていた
コレ、全部蓮がやったのか?
蓮が振り返り俺を見る
「あ、相澤さん…」
蓮の顔には返り血がついてあり、
白い腕にもついてあった
「お前、全部一人でこいつらをやったのか?」
「…そうみたい」
蓮は周りを見渡す
「俺さ、楽しいって意味わかったよ」
「…どういうことだ?」
「俺、退屈すぎてさ、七時には戻ろうと思ってちょっと喧嘩してた。
今日はたくさん相手してくれて、いっぱい赤に染まって気分が高まった
ねぇ、これが『楽しい』ってことだよね?」
「…。」
俺は驚き言葉が出ない
「…俺、先帰ってるね」
蓮は家に帰って行った
倒れたやつの救護を呼ぶ
京介はこの光景に驚く
「え!何があったんだっ!戦争か?!」
「コレ全部、蓮の仕業だ」
「はぁ?!!」
取り敢えず倒れたやつを全員病院へ連れて行き
みんな無事だったみたいだ
「で、どういう事?!」
と京介は俺に迫った
「俺も驚いてる、京介が帰ったあと俺は蓮と朝食をとった。
蓮は美味しいや、楽しいとか、感情がわからないと言った
だから、俺がいろいろと少しずつ教えようとした
午後は仕事で出かけて帰って来たらこれだ」
「…何か蓮くん言ってなかった?」
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