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午後の授業が終わり帰ろうと廊下を歩いてるといきなり人影ができたので距離を取りそいつを見た
「はははっ…やっぱり凄いっすね〜見なくても距離を取れるし、素早い動き流石ですね先輩」
「佐々木…」
「おい、昼休みの件もう始まってんのか?相手しろってやつ」
と蛍さんが口を開いた
「不意打ちでも動けるのかな?って思っただけです…もう喧嘩してなくてもこんなに早く動けるんですね」
少しバカにしたように笑う佐々木にイラっときた
「…鬱陶しい、そんなにやりたいなら中庭で今から相手してやってもいいけど…」
「ぉぉ、…蓮くん怒っちゃった?…」
「マジっすか?…やったー」
*
中庭に来て荷物を蛍さんに預けた
「じゃぁ、早速行きますね〜」
と佐々木は殴りかかって来た
俺はヒョイヒョイと攻撃をかわす
足も出て来たりするが全く俺には当たらない
そこらへんのチンピラよりは動きがいいとは思ったが一向に当たらない
「っ…ハァッ…ハァ…」
おまけに息も上がってるみたいだ
「佐々木!諦めろ一向に当たらないじゃねぇか…蓮くんは息も上がってなきゃ汗も出てないぞ」
佐々木は少しは自信があったんだろう
攻撃が何発が当たっていい勝負になるって思ってたのかも…
俺もそろそろ帰りたいからと思い攻撃をかわすのをやめ、一撃だけ反撃しようと距離を一気に縮め一発腹に決めた
ドスッ
「ウグッ…ッカハ…ゲホケボ…ハァッ…ハァ…」
佐々木は膝をつき蹲った
「勝負ついたな…佐々木わかっただろ?まだまだだって」
「ハァ…はいっ…」
「じゃあ、俺ら帰るから…」
中庭を出て俺らは家へと帰った
「クソッ…眼帯も取らずにここまで動けるとか…流石っすわ先輩………眼帯の下ってどうなってんのかなぁ?…」
と天を煽りながら独り言を呟いた
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