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どのくらい寝たのかわからないが、辺りは薄暗く外は雨が激しく降っていた
時折聞こえてくる雷にビクッとなりつつ立ち上がった
体が怠い…昼ごはんを食べていないから薬も飲んでない…
何か、食べなきゃ…
でも、気持ち悪くて何も食べたくない…
それに先ほど龍哉さんを怒らせたんだった
少しだけ気まずいから
水だけ飲もうとフラつく足取りでリビングへと向かった
リビングに行くと龍哉さんの姿はなく、幸助さんだけがいた
かなり怒ってたのかな?
考えただけで不安になる…あんな行動取らなきゃよかった
「蓮君…起きたんだね。あ、若はちょっと出掛けたみたい」
「ハァ………ハァ………」
息が苦しい
「蓮君?顔赤くない?…ちょっと熱計ってみて?」
ピピピッ
「39.2部…熱上がってない?薬飲んだ?」
首を横に振って飲んでないことを伝える
「お昼寝してご飯食べてなかったんだね…お粥あるけど食べる?…っていうか食べなきゃ薬飲めないのか…蓮君一口だけでいいから食べよう?そしたら薬飲めるから」
本当に一口だけでお粥を食べ、薬を飲んだ
それでも気持ち悪くて蹲る
「蓮君っ!」
辛くて京介さんに電話をかけた
『もしもし?蓮くん?声出るようになったの?』
「…」
『蓮くん?』
「もしもし、京介さんですか?」
『ん?誰?』
「佐野です…蓮君ちょっと熱が下がらなくて、苦しそうなので、今から連れて行きますね」
『え?!…うん、外雨だけど来れそう?』
「はい、今から行きますね」
俺は意識が朦朧としてそのまま意識が飛んだ
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