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5時になった
龍哉さんは5時ごろ帰ってくるって言った
ソワソワしてると蛍さんの電話がなった
「はい、…はい……わかりました」
会話が終わったのか、蛍さんはこちらに来た
「蓮くん…あのね…若からの電話だったんだけど、帰るのもう少し遅くなるみたい」
え…
「それと、俺も仕事で出なきゃ行けないから…悪いけど、幸助が来るから、幸助と一緒にご飯食べてね?」
と言われた
龍哉さんが居ないってだけでもショックなのに、龍哉さんの唯一の代わりの蛍さんまでもが居なくなってしまうなんて…
俺は首を横に振って嫌だと訴えた
(嫌だ嫌だ嫌だ)
「蓮くん泣かないで?」
俺は蛍さんにしがみつき行かせないと抵抗した
「…しょうがないな…」
蛍さんは携帯を取り出し誰かに電話をかけた
「あぁもしもし?俺だけど、あの件今から行く予定だったけど、変わってくれない?……うん、んじゃ、よろしく」
電話を終え、俺を見た
「大丈夫だからそんな顔しないで、仕事代わってもらったから」
蛍さんはどうやら居なくならないらしい
俺はホッとして蛍さんに抱きついた
「よしよし…もう泣かなくていいからね、一緒に若を待とうね」
蛍さんは俺をあやした
俺は泣きすぎて眠くなって蛍さんに抱きついたまま眠った
「ん?蓮くん?……寝ちゃったの?…あー、泣きすぎて目元が赤くなってる」
蛍さんは寝てる俺の顔を包みそう呟くと
瞼と唇にキスを落とし
ベッドまで運んでくれた
「蓮くん、好きだよ」
と囁いてリビングへと戻った
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