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入学式 3
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自己紹介と色々な説明が終わる。
授業は明日からだから今日はもう解散らしい。
僕が帰ろうと席を立つと呼び止められた。
「しのぶっち!」
「えっと…どうしたの?」
僕の後ろの席の子だ。
身長も体格も僕に似ていて小さい。
名前なんだっけ?
「俺は東雲 空太。これからよろしくね!」
性格は僕と違って気さくな感じ。
「よ、よろしく。」
握手を求められたので手を出す。
これって友達になったって事でいいのかな?
「当たり前じゃん。俺らもう友達だよ。」
あ、口に出てた。
「しのぶっち面白いねー。あ、俺の事はそらって呼んでね。」
僕はコクッと頷く。
高校入学そうそう友達が出来た。
中学の時みたいにならなくて良かった。
***
そらくんは隣の県から来ているみたいで寮に住んでいる。
だからうちの学校に知り合いがいないらしい。
分からないことがあったら教えてねって言われた。
あーちゃん以外の初めての友達。
大事にしなきゃ。
僕はベッドの上のぬいぐるみに抱きついた。
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