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お風呂
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あーちゃんのうちに着くと僕は真っ先にお風呂場に向かう。
保健室であーちゃんに拭いてもらったからまだマシにはなったけど、やっぱりあの感覚を体は覚えていて気持ちが悪い。
あとがついてる…
先輩に付けられたキスマーク。
熱めのシャワーを流しながら、白い肌が真っ赤になるくらい体をこする。
いくら洗っても消えないあとを無理矢理消そうとするが消えるはずもなかった。
「しのぶ、大丈夫か?」
風呂に入ってどのくらいの時間が経過したのだろう。
いつまでも出てこない僕を心配してか、あーちゃんが風呂場の扉をガラッと開いた。
「あーちゃん…」
「しのぶ、お前何してんだ!?」
僕の真っ赤になった体をみてあーちゃんは自分が濡れてしまうのも構わず風呂場に飛び込み僕の手を抑えた。
「何でこんな事っ…」
「…消えないの」
「え?」
僕が視線を落とすとあーちゃんは体のキスマークに気がついたようだ。
僕の腕を掴む手に力が入ったのが分かった。
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