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余韻
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「ん…」
眠っている僕の隣でもぞもぞと何かが動く気配を感じて目を開く。
「あーちゃん…?」
「悪い、起こしたか?」
そう言っていつもより優しい手つきで撫でられる。
あーちゃんに撫でられるのが昔から好きだ。
その手に擦り寄ると嬉しそうにあーちゃんは目を細めた。
「体、大丈夫か?」
「…?」
なんの事だろう。
不思議に思ってベッドから起き上がろうとした時、僕の腰に激痛が走った。
「…っ!?」
思い出した。
僕は昨日あーちゃんと…
急に恥ずかしくなってきちゃって顔が熱い。
あーちゃんは上半身裸で僕は上だけあーちゃんのシャツを羽織っている。
体はキレイになっているのできっとあの後眠ってしまった僕をあーちゃんが綺麗にしてくれたのだろう。
「ごめんね、あーちゃん…」
「何に謝ってるんだ?」
「だって僕寝ちゃって…全部あーちゃんにさせちゃったし。」
そう言うとあーちゃんは大きなため息をつき、
「またそんな事言ってんのか?俺はしのぶの事が好きで、やりたくてやってんだから気にすんな。」
と、あーちゃんにまた注意されてしまった。
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