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デート 3
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「空太くん、次はあっち行こ!」
「ちょ、ちょっと涼さん、休憩しませんか?」
遊園地についてから涼さんに連れ回されて色んな乗り物に乗った。
楽しいんだけど、楽しいんだけどね、
どうしてこんなに絶叫系ばかりなんだ…
正直な所俺は疲れきっていた。
俺のげっそりとした顔に気がついた涼さん。
「気づけなくてごめん…」
なんて言ってしょんぼりしてる。
「大丈夫ですよ。ちょっと疲れただけなんで気にしないで。」
なんて言っても気にしないはずないよな。
いつも人に気を使ってる涼さんがこんなふうに俺の前ではしゃいでくれているのは嬉しいかった。
だから落ち込まなくていいのにな。
「涼さん、ここ座って。」
俺は人気のない場所にあるベンチに座り、隣を指さす。
大人しく隣りに座る涼さんの膝に俺は頭を置いた。
つまり膝枕。
うん、固いな。
「空太くん!?」
「疲れたんで休憩させてください。それとも…嫌?」
涼さんの顔は真っ赤だ。
嫌そうには見えないんだけど。
「嫌じゃないけど…その、見られたり…」
「こんな所誰も来ないよ。」
「そ、そうだよね…」
真っ赤な顔の涼さんは目を泳がせている。
緊張しているのか体を固まらせている。
ちょっとイジワルしちゃったかな。
涼さんの膝の上はなんだか心地よかった。
「ごめん、ちょっと眠らせて。少しだけだから…」
そう言って俺は目を瞑った。
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