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デート 6
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それから俺達はバレないようにこっそり手を繋いで寮に帰った。
涼さんが照れて周りをキョロキョロしていたのが可愛くて、会話は少なかったけど楽しめた。
寮に着くと俺は自然な流れで涼さんの部屋に行く。
幸いな事にいつも引っ付いてくる三人衆には見つかること無く涼さんの部屋に入れた。
「涼さん…」
部屋に入って2人きりになり、俺は涼さんにキスをする。
「んっ…ふぁっ……」
観覧車の中とは違う、ディープなやつ。
涼さんの目がだんだんとろーんとしてきて俺だけを見つめている。
このまま押し倒して、そのまま…
ゆっくり涼さんの体をベッドに押し倒そうとして、
「だ、ダメッ!」
俺は涼さんに押し返されてしまった。
「涼さん、嫌だった?」
ちょっとへこむ。
俺はそれなりに経験あるし(男はないけど)気持ち良くさせてる自信はあったんだけどな。
「いや、そーじゃなくて…こーゆーのは、まだ早いと思う…うん。」
顔を真っ赤にして背ける涼さん。
「もしかして涼さんって経験ないの?」
「あ、当たり前じゃん!」
こんなにかっこよくてモテるのに?
嘘だろ。
「わ、笑わないでよ…」
「あ、すみません。」
笑ってるつもりは無かったんだけど口元が緩んでたみたい。
だって俺が涼さんの初めてってことでしょ?
「分かりました、じゃあ今日はここまでで。」
チュッと額にキスをする。
まだまだ先は長いのだ。
俺は涼さんのこと離してやる気なんてないしね。
バイバイと手を振って俺は涼さんの部屋をでた。
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