アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
恐怖心と快楽
-
ーmafusaidー
「もしもし。」
声が震えないように気をつけながら喋る。
『おう、まふ。さっきはどうしたの?』
なんでもないです、そう言おうとしたが間抜けな声が出た。
「ひぁ!」
そらるが僕の耳を噛む。
「そらるさん!」
慌てて電話口を抑えて、小声でそらるに止めるよう訴える。
「早く続けなよ。」
冷たくいいあしらわれる。
「耳、やめて下さい。」
( 顔近すぎ。)
息がかかるほど顔の距離が近い。
恥ずかしくて目を逸らした。
「続けなって言ってるじゃん。待ってるよ?」
「ッ…!」
( 話をまるで聞いてない…。どうして。そらるさん…。)
きっとこのまま粘っても結果は変わらない。
ならば早く天月との通話を切り上げてしまおう。
そう思い通話を再開する。
『まふ?大丈夫?』
「だ、大丈夫です。」
今度は耳を舐められる。
「ふっ…。」
( 声、出ちゃいそう。)
『で、進展は?』
「な、何言ってるんですか?進展とかそんなの無いですから。」
チロチロと蛇のように舐められる。
( き、気持ちいい。や、やだ。)
口元を思わず抑える。
『えー、ま、いいや。』
「ん、ふぅ…。」
『あ、そろそろ時間だ。じゃあね、まふ。』
「う、うん。じゃあね。」
電話を切る。
( よ、よし。)
取り敢えず電話を終えられたことにほっと安堵する。
それもつかの間でそらるがいきなり僕の下半身に触れる。
「ひぁ!そ、そらるさん!!や、やめて下さい!」
「なんで?勃ってるじゃん。」
「ッ…!」
確かに僕のモノは既に熱を持っていた。
「じ、自分でやりますから。」
「あっそ、じゃあ、今、此処でやって?」
「え…?」
「聞こえなかった?今、此処でやってって言ったんだけど。あ、言っとくけどまふに拒否権とかないから。」
恐怖心は勿論あった。
こんなそらるを見たことも無かったから。
でも、確かに分かる感情があった。
僕はそんなそらるさんに『発情』をしていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 22