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不意打ち
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え…キス…。
目の前で白い髪が揺れる。
してやったと言わんばかりの笑顔。
……なんでそんなに可愛いの、 、
「どーですか?そらるさん??」
勝ち誇ったような声。
でもね、まふ。
所詮、君は狩られる方の羊なんだよ…?
「んー…、なんか物足りないなぁ…。」
「?」
よく分からないというような顔で首を傾げる。
「だーかーら、こういう事。」
まふの後頭部を手で抑え引き寄せる。
そのまま、空いた口にキスをする。
「…まふ?」
目の前には布団にくるまった白い物体。
「……。」
もぞっとはするものの、声は発しない。
「怒ってるの?」
ぴくっとはみ出た髪が揺れる。
そして、小さく呟く。
「…あんなの、ズルです……」
「え?なんか言った??」
「なんでもないです!そらるさんなんか知らないでーす。」
「そんな、少しディー…」
「うわぁぁぁぁ!!ストップ!!黙ってください!!」
目に止まらぬ勢いでこちらに向かい口を手で塞ぐ。
「その…恥しい、から…言わないでください…。」
赤面をしながら、目を伏せながら告げるまふからは色気しか感じなかった。
…逆効果。
ちろっと手を舐める。
「ひっ!」
「んー…少し、しょっぱい…?」
「っ…!味の感想なんか聞いてない、です。」
精一杯睨んでくるまふ。
やっぱ、どう考えても可愛いしか浮かんでこないや。
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