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意地悪子
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むすぅ…。
「…ったく。いつまでそうしてるの。」
「あいだ!」
むすっとあからさまに不機嫌なまふまふ。
そんなまふにチョップをかます。
事は数分前に辿る。
「そらるさん!」
作業をするという目的でまふの家に来ていた。
…のに、まふに押し倒されている俺。
どうしてこうなった…。
「まふ、作業、するんじゃないの?」
「しますよ?でも、僕、したいなぁー…って。」
少し申し訳なさそうに言うまふ。
なにこれ、可愛いんだけど。
でも意地悪したいなーと思ってしまって。
「ふーん、俺はしたくない。」
とつい言ってしまった。
それからずっとこんな感じ。
「だって、そらるさん…僕のこと……。」
根に持ちすぎ…。
「僕のこと?なに?」
でも、まだ意地悪したい。
「嫌いに…」
言い終わらないうちに泣き出すまふ。
流石にやりすぎたかな?
でも、これくらいのことで泣いてしまうほど俺のこと好きだって言われているようで…。
「まふ、」
「はい…?」
可笑しいのは分かってるけど、俺もそうさせてしまうほど好きなんだよ。
「おいで?」
優しく微笑んで両手を広げるとすぐさま飛びつくまふ。
「そらるさん…!」
ぎゅっと力を込めるとまふも同じくらい抱きついてくる。
「可愛い。」
「もう!嫌われたんじゃないかって不安になったんですからね!!」
「嫌いになるわけないじゃん。」
「じゃあ、好きって言ってください。」
頬を赤らめつつも視線は俺の目。
上目遣いってあざといっていうか、可愛い。
「好きだよ。」
「ー!!僕もです。」
びっくりしたという顔を一瞬見せたが、またぎゅっと抱きしめる。
「だからー」
思いっきりまふの方へ体重をかけ、押し倒す。
「えっち、してい?」
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