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誘い
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校門を出て2人で禿同(はげと)先生のことを笑っていると、蛍が急に
「なぁ、今日俺ん家こねぇ?」
初の蛍からのお誘い。
興奮しすぎてやばい。
いや、興奮しすぎて頭がひえてきた。
俺がしばらく黙っているから不安になったのか上目遣いで顔を覗き込んでくる。
「行きたい!行っていいの?」
慌てていうと、コクリと頷く。
もう、かわいすぎだろ。
さっきの上目遣いといい、その仕草といい。
これは誘っているのか?(混乱)
「あのね、胡桃の実が成ったの!」
こいつ、去年から胡桃を育てているらしい。
「俺、胡桃ってよくわかんない」
そう言うと蛍が胡桃について語り出した。
このキラキラしてる瞳を俺に向け目欲しいなぁ...なんて思うが、ここまで仲良くなれたのだから、今はまだ。
蛍が胡桃について語っていると蛍の家が見えてきた。
全体的に白を基調とした爽やかな感じの家だった。
はじめて蛍の家を見たという興奮より
蛍の家の前に人がいるということのほうが気になるんだが。
「ねえねえ、蛍くん。家の前に誰かいるよ?」
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