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~蛍~
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ヤケクソに
「新しく友達ができたって言ったんだよ!」
と叫ぶ。
すると、和がキョトンとした顔になる
こんなこと俺の口から言わなくてもいいもんな。
もっと恥ずかしくなって赤面していると
ふと和の頬が緩む。
あ、カッコイイ...
そんなこと思っていると
「あ、俺そろそろ帰るわ。じゃーな」
と言って和が帰ってしまった。
「んー。じゃあ俺も帰ろっかな。母さん今熱出してるからご飯作んなきゃなんだ。」
矗の家は母子家庭で母親が仕事で遅くなったりすると弟の迎えに行ったりしている。
矗はお母さんに迷惑をかけたくない、と言って必死に勉強して学費免除にしてもらっている。
矗も帰ってしまい鈴とふたりきりになった。
鈴がおもむろに口を開く。
「なんで和がイケメンって言ったって言わなかったの?」
「そんなん恥ずかしいからに決まってんじゃん!」
鈴ははぁと吐息をつき、
「そんなんじゃ手に入んないよ。
和はイケメンなんだから」
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