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首輪
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気がつけば1週間が経っていた。今日、桜井先生と別れなければならない。
鈴川はこの1週間ずっと現れた。俺じゃなくて桜井先生に話を聞くもんだから嘘はつけない。しかも先生は丁寧に恋人がいるの?と言う質問に対してはいと答えている。
最初は桜井先生に事情を話して嘘をついてもらおうと思っていた。でもじっくり考えた結果どうせは別れるなんてことを思ってしまった。これは時間の問題で、今回こんな形になってしまったんだと考えてた。
男同士の恋なんてこんなもんだ。いつかは終わる。だから仕方がない。自分自身が嫌になる。そう思わないと辛すぎる。
「今日はだめですか?」
この1週間、ずっと先生の誘いを断っていた。合わせる顔がなくて、断るしかなかった。
「今日は時間があるのでいいですよ」
今日で終わりなんだ。先生は何も知らずに笑顔で笑ってる。ほんと最低だよな俺。
今日は桜井先生のマンションにお邪魔した。
「ねぇ、ずっと俺のこと避けてなかった?」
「そんなことないですよ」
核心を突かれて戸惑う。
「俺の思い過ごしかーごめんね、変なこと聞いちゃって。」
「あっ、いえ、だいじょぶです。」
すると突然先生はおれにキスしてきた。先生は慣れてなくて、少し歯が当たった。俺がリードして舌裏を舐める。先生の耳を塞ぎ口の中で起こる音に集中させる。
かれこれ10分はキスしていた。十分長いがこれが最後だと思うともっとしていたい。
「ね、寝室いこ、、?」
「ちょっと待ってください」
カバンから出したのは赤色の首輪だった。首輪はおれのものという証。そういう意味で買った。やっぱり離れたくなんかない。
「すごいね、ありがとう。」
桜井先生は笑っている。首輪貰って喜ぶ人なんているか普通。やっぱり先生はMなんだなぁ、
「じゃ、寝室行こうかそら」
「ぅん、、、」
乳首をいじってやる。最初よりもずっと膨れて大きくなっている綺麗なピンク色の乳首。
右側の乳首を口に含み舐めまわす。左側の乳首は爪を立てていじる。
「やあぁ、やだそれぇ、びりびりするぅ、」
そらは泣き出していたが、そんな顔もそそった。俺以外でこんな顔するなよ。俺以外のところになんて行くなよ、ずっと思っていたことが一気に出てきた。
「真斗さん?なんでないてるの?」
最初なにを言っているのかわからなかった。でも目を触ると濡れていることはわかった。
「先生、いや、そら」
「?」
そらが首を傾げた。
「別れてくれないか」
そらは悲しそうな顔をした。
「なんで、嫌な所とかあったら直すから、なんで、」
「そんなんじゃ、ないです。」
「じゃあなに、、?、なんでおれには言ってくれないの、、?恋人なんでしょ?」
そらが怒る。当然の仕打ちだよな。
「ねぇ、ぇ、ぐすっ、なんで」
そらは急に泣き出した。大の大人が2人して泣くなんてどうかしてるよな。
おれはそらをぎゅっと抱きしめた。そらは俺の腕の中で泣いている。最初に出会った時のことを思い出す。
思い出してまた悲しくなる。
おれらは朝が来るまでずっと抱き合っていた。
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