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機嫌
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旅館に着いたあたりからだんだん桜井先生の様子機嫌が悪くなっていく。
「受付行って来ます。」
「あ、おれも行くわ」
涼さんがついて来てくださった。
「予約してた三上なんですが」
「わかりました。三上様ですね。こちら4人部屋で間違いないでしょうか?」
「あっ、はい」
受付の人が鍵を取りに行く。
「4人部屋なん?」
「予約したのが遅くて、4人部屋しか取れなかったんです。」
「だからそらあんな機嫌悪かったんやな」
「すみません。迷惑かけて」
「こちら208号室になっております。」
「明日って2人部屋2つにできませんか?」
「確認してきます。少々お待ちください。」
「すみません。ありがとうございます。」
「そらの機嫌直さなあかんからなー、希望が少しでもあるなら聞いといた方がいいやろ」
ですよね。こんな時涼さんは心強い。
「こちらなんですが、明日の夜ですと、キャンセルが入ったので2人部屋が2つは可能ですが、どうなさいますか?」
「じゃあそれでお願いします。」
「かしこまりました。」
これで一件落着かな。
エントランスでくつろいでいる桜井先生と鈴川に事情を伝える。
「2日目は別々ってこと?」
「そういうことです。」
「やったー!!三上先生、涼ありがとう」
「ありがとうございます」
「良かったです。桜井先生の機嫌が治って。」
「うん」
夜は旅館のご飯を食べて、楽しく過ごした。
めちゃめちゃ美味しかった。部屋に帰ると布団までひいてあった。
「あ、お風呂どうします?」
「んー俺、露天風呂入りたい」
この旅館にはバルコニーに露天風呂がついている。
それに桜井先生は入りたいらしい。
「俺も入りたいんやけど」
「みんな露天風呂入ってたら混みますね。鈴川はどっち?」
「一階の温泉でいいですよ」
「じゃあ、俺と鈴川は下のお風呂行ってきます。」
「うん、行ってらっしゃい」
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