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BL Land「2014 Valentine」Tour{増刊特集}
ハッピーショコラ!!! ■五粒目■
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タカヤナギは、また何かを企んでいるらしく。
「んじゃ、今晩撮影やからそのまま午前の打ち合わせな、着物で行くで」
と言い始めた。
「ええっ、ちょっと、あの conte de fee 打ち合わせでしょ?クロハラちゃんいるのに」
「ええやんけ、ばっちり化粧キメろよ?」
「え~、タカやんセンパイ、なに企んでんの」
「ふふっ、なーんも。オマエのことな、見せびらかしたるんや、アイツにな」
「はー?ほんまに何考えてんの、打ち合わせやっていうのに、このひとは」
「阿呆、打ち合わせはエンターテイメントや、俺ら営業の劇場や。手を抜いてどうする、人生は遊びの劇場、ぎりぎりまでぜーんぶ見せてなんぼやで?」
ソウジの肩に腕をまわす、高揚して嬉しそうなタカヤナギを、ソウジはどきどきしながら見上げた。
「うっわ。タカやんセンパイ、ちょーかっこええ、なんすかその台詞、映画!?どこでひろってきたんすか」
「なにゆうとんねん、俺の言葉や。人生の折り返し地点が近い俺の人生論よ」
こういういたずらを仕掛けるときの彼は、勢いがあって色気があって、おっさんの癖に、なんだこの楽しそうな顔は、とソウジは呆れた。
***
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