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「ナオ」
先輩に呼ばれて振り向く。
振り向いた途端に、
先輩に抱きつかれた。
「先輩、苦しいです…」
先輩の身体をバシバシ叩いてアピールすれば、
先輩は笑って少し身体を離した。
「もう、先輩、笑わないで下さいよぉ〜」
僕が少し顔をしかめると、先輩はまた笑う。
「ごめんナオ、機嫌直してくれよ。
振り向いたナオが可愛すぎて、つい抱き締めちゃったんだ」
先輩が急にそんなことを言い出すから、
僕の顔は一気に熱くなった。
「赤くなってる…可愛いよ、ナオ」
そう言ってまた抱き締めてくる先輩の体温と匂いを
僕はこっそり堪能した。
みんなになんて言われようとも、
先輩は僕を愛してくれてるし、僕も先輩を愛してる。
僕たちの世界を邪魔出来る人なんて誰もいない。
先輩が僕を見てくれるなら、
他はどうでも良いんだ。
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