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コン、コン、コン
ノック音に返事をすると綺麗に口角の上がった古志くんがいた。
その笑顔は何時ものキラキラしたものとは違い、冷や汗が背中を伝う。
「相川せんせ、俺さぁ、一昨日の先生の発言に傷付いちゃった。
同性愛を打ち明けたのに否定されて悲しいなぁ。
謝ってよ。」
「え、あ…すみません、でした…。」
「うん。
じゃあさぁ…」
唐突に、何を言っているのか理解出来なくてことば通り謝罪を口にする。
にやりと笑う古志に相川は動けなくなった。
「俺のちんこ舐めてよ」
なに…を……
「態度で示せって言ってんの。
それとも謝罪は口だけ?
口だけなら誰だって出来んだよ。
すまないって思うなら早く。」
「……っ」
ゆっくりとひざまずく様は許しを請いてるかのよう。
もさい髪にださい眼鏡、服装も地味。
おどおどしながら震える手でチャックに下ろす。
「ベルトも外せよ。」
「……はい…」
古志くんのにおいが近い…
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