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自分の上に乗り上げた古志は身体を起こすと上着を脱ぎ捨てた。
その様子はとても高校生とは思えずとても色っぽく、なんでこの生徒は自分を選んだのだと不思議にさえ思う。
「なるべく、優しくします、」
額から顎を伝い汗が滴り落ちて、相川のシャツにじわりと染み込む。
否定も肯定も出来ない。
格好良くて、甘い顔にくらくらする。
まるでのぼせたみたいだ。
裾から這い入り腹を撫で回していた熱い手が、ズボンのボタンを外した。
心臓が痛い。
脚に絡まったズボン
脱いですらいない靴
蝉の大合唱
古志くんの息遣い
暑い
熱い
アツい
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