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汚しに汚した床を古志くんと2人で掃除して、汗だくになって汗と精液と食用油に塗れた身体を洗い流し布団に寝転ぶ。
僕の部屋から古志くんのにおいがするのがとても不思議だと、何度も隣を見てしまった。
もうくたくたで何もしたくない程身体は疲弊しきってるのに、幸福感に包まれている。
「せんせ、これって熱病?」
熱病。
そうだ、僕がこの子を否定するのに使った言葉だ。
ふるふると首を振って否定する。
「違います…」
野暮ったい髪を退かして顔を覗こうとする古志くんの手を掴むと、ドキドキと五月蝿い心臓に持っていく。
古志くんから何時もと違って石鹸のにおいがする。
何時もの甘い香水と違うにおい。
自分と同じにおい。
心臓が痛い程に鼓動を打つ。
ありったけの気持ちを込めて口を開けた。
僕の気持ちのどれ程が伝わるか分からないけど、教師としていけない事だと分かっていても、それでも僕はこの道を選びます。
君と一緒にいたいから。
「僕は、古志くんが…好きです。」
僕の告白に、目の前の生徒はとびきりの花を咲かせました。
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