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17(R18)
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「可愛いから、イかせてやるよ」
賢斗はそう言ったかと思えば、手を上下に動かした。俺の手にはもう力が入っていなくて、賢斗にされるがまま。俺の先走りのせいで擦れるたびにグチュグチュと水音がなっていて、羞恥心と快感が俺を襲う。
「やぁっ、やだっ、やだぁっ」
「お前さぁ、今自分がどんな顔してるか分かってる?めちゃくちゃエロい......」
「やっ、だめっ、いくっ、いっちゃっ」
「......ん。俺もイくから、一緒に行こうか」
さらに刺激が強くなり、俺は今にも限界を迎えそうで賢斗の肩に顔を預ける。こうでもしないと変なことを口走りそうで怖かった。
賢斗がそれを悟ってるかはわからないけど、それでも俺の耳元でそれを呟いた。
「修弥、好きだ。昔からお前ばっかり見てた」
「んっ、やっ......もうっ、いやだっ」
それ以上は言うな。もう俺を惑わさないでくれ。
そう思って首を振るけれど、賢斗の声は止まってくれない。
「頼むから、もう俺から逃げるなよ。俺は修弥がいなかったら、生きていけない」
どうして俺なんか好きになったのか。
俺なんかいなくても生きていけるに決まってる。
疑問に思うべきところはたくさんあるはずなのに、俺の頭はもう何も考えることが出来なかった。
ただ一つ頭に浮かんだのは、俺の気持ち。憎しみで誤魔化して、見ないようにしてきた言葉。でも、それを口にするのはまだ怖かった。だから俺は必死に口を噛みしめる。
「修弥......」
甘い声で名前を呼ばれ、「好きだ」と再び呟かれたと同時に、俺たちはお互いの熱を吐き出した。
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