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俺が制服にアイロンがけをしている横で、瑞希は洗濯物をたたんでいる。
俺がなんとか悩みを打ち明ければ、瑞希は首を傾げた。
「どうしたら賢人様を満足させられるか?」
「うん」
「えっと、つまりどういうこと?」
瑞希は苦笑いをしながら、問いかけてくる。恥ずかしくて省き省きの説明だったから上手く伝わらなかったらしい。このままじゃ、らちがあかなそうだったから、俺は仕方なくはっきりと口にすることにした。
「だから!俺男だから......そういう行為できないだろ?」
「え......あー、そうだね?」
なぜか疑問形で返してくる瑞希を不思議に思いつつ、俺は言葉を続けた。
「い、一応、抜いてはいるけど、あいつすぐ変態発言するんだよ。だから、溜まってるんじゃないかって.....」
語尾が小さくなりつつもなんとか最後まで説明すれば、瑞希は困ったように「うーん......」と唸る。そしてスッと立ち上がって、なんとも言えない顔で俺を見た。
「......ちょっと待ってて」
そう言って瑞希は部屋を出て行った。
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