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62(R18)
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尻の穴に指を入れられて、なぜだか勃ててしまった俺は、賢斗の三本目の指までも呑み込んでしまっていた。
「三本も呑み込んで、えっろ」
「もっ......うるさいっ」
賢斗は、ゆっくりと広げるようにしながら、俺の中の一点を何度も攻める。
「前立腺。だんだん良くなって来ただろ?」
そうやって聞いてくる賢斗に、俺は顔を覆って首を振る。
嘘だ。嘘だ。こんなの嘘だ。
あんなに気持ち悪いと思ってたのに。
なのに......こんなに気持ちが良いなんて......。
「俺......変わっちゃいそうで、怖い......」
無意識に口から出た言葉。
これ以上したら、自分が自分じゃなくなるような気がして怖かった。
賢斗を憎んで止まなかった自分が、今や賢斗を受け入れたいと心から思っていることが怖い。
「修弥」
快感と恐怖で震える俺を、優しい声が呼ぶ。
「大丈夫だ。俺と一緒なら怖くねえ」
なんの根拠を持ってそんなことを言うんだ。
「お前のことずっと守ってやるから、修弥はずっと俺の側にいれば良い」
どこの俺様だ、お前は。
「好きだ、修弥」
なんで、なんでそんなこと言える。
勝手に勘違いして、勝手に落ち込んで、勝手に意気込んで、勝手に空回って、いつも賢斗を不安にさせる。そんな俺のどこが良いんだ。
聞きたいことも納得できないことも、たくさんある。
けど、賢斗が俺を好きって言ってくれるなら、それだけで良いかもと思ってしまう自分もいるんだ。
「俺も......好き。大好き」
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