アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
104
-
*
「ご、ご主人さまぁっ......」
「可愛い。泣きすぎて、目真っ赤だね」
家に着くなりベッドに押し倒したのは、教師としても大人としても失格だろうが、瑞希を目の前にしてそんな自制心なんてあるはずもない。
......それに、こっちの方がこの子も素直になれるだろうし。
「瑞希」
「んっ......んん......」
ああ。瑞希の唇、柔らかい。
可愛い。
可愛くて可愛くて、食べてしまいたいくらいだ。
「ん......んっ、んむっ......」
舌も小さくて、でも柔らかくて、美味しい。
「んんんっ......むっ......ん......はぁっ」
「ふふ。ごめんね。久しぶりで、がっついちゃった」
瑞希の口端から溢れた唾液を舌で舐めとれば、瑞希は顔を真っ赤にして手で隠す。
「こーら、隠しちゃダメでしょ」
「やっ......むり、です......」
「なんで?」
「だって、その......ご主人様が、かっこよすぎて」
ああもう。照れながら、そんなこと言うなんて。
可愛すぎて死んでしまいそうだ。
「かっこいいだけ?」
「ふぇ......?」
「さっきの返事」
「あ......」
真っ赤な顔に瑞希が、口をぱくぱくさせて必死に言おうとしている。
けど瑞希は恥ずかしがり屋だから、なかなか言葉にできないようだ。
「あの......その......」
ちょっと助けてあげようかな。
「瑞希、愛してるよ」
そう言って、額にキスを落とせば、瑞希はまた目に涙を浮かべて、こくこくと頷く。
「僕も.....僕も......」
「ん」
「ご主人様のことが......」
「うん」
「だい、すき......です」
消え入りそうなくらい小さな声だったけど、それも瑞希らしくて愛おしい。
「ありがとう。おかえり、瑞希」
「......っ。はいっ......ただいま、戻りましたっ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
104 / 185