アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
112
-
「よっと......」
「は!?なに!?」
いきなり俺を横抱きにして立ち上がった賢斗に、俺は驚きの目を向ける。
何でそんな軽々なんだよ。
「何って、お前このままソファでしたいのか?変態だな」
「違う!俺、重いし!」
「重くねえよ。こんぐらい余裕」
信じられない。
鳴上も前に俺のこと軽々抱き上げたし、何で?俺だって平均身長はあるのに。
男のプライドを傷つけられた気になる。
「そんな顔するなよ」
「......だって、俺は賢斗のことそんな風に抱き上げられない」
「いや、そんなことされたら腰抜かすわ。お前相変わらず、負けず嫌いだな」
優しくベッドに下ろされ、不機嫌な顔をする俺に、賢斗は苦笑する。
「賢斗が出来ることで、俺に出来ないことがあるのは嫌だ」
そう言うと、賢斗は「はあ......」とため息を漏らした。
「たっく......ほんと可愛いなー修弥は」
「はぁ!?意味が分からない!」
俺は結構本気で落ち込んでんのに!
そう睨みつけるけど、賢斗は特に怯みもせずに俺の頬を撫でる。
「可愛いだろ。昔から俺のこと追っかけて、そんなやつが可愛くないわけがない」
「......別に追っかけてなんかない」
「その口が言うか?」
ふに、と賢斗が俺の口をつついた。
「......うるさい」
「はいはい。じゃあ、俺は追い抜かれないように頑張んなきゃな」
「だから、追いかけてなっ......んっ」
意地を張る俺の口は賢斗の口で塞がれてしまう。
口から離れた賢斗の唇が、俺の耳元へ移動してきた。
「もう良いだろ?あんまり焦らすなよ」
「な......焦らしてなんか......」
「そうか?俺は、もう結構限界なんだけど」
どきどきするような声で囁く賢斗が俺の手を取り、賢斗の中心へと導く。
布越しでも分かる。
賢斗の......すごく硬い。
「修弥、舐めて」
「......は?」
舐める?俺が?ソレを?
「む、無理!無理無理!無理だっ!」
「お前......そんな拒否すんなよ。傷つくだろ」
「だって俺っ、そんなの分かんないし!」
無理だと、首を左右にぶんぶん振って拒否する俺に、賢斗は考え込む。
やば......本当に傷つけた......?
ちょっとやり過ぎたと心配になったけど、そうではなかったようだ。
「それもそうだな。じゃあ、今日は俺がやってやる」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
112 / 185