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「......ばか。鳴上さんのばか。ばかばかばかばか」
むしゃくしゃして、自分の部屋で一人、ベッドに突っ伏して鳴上さんを罵倒する。
今日こそはって、誘ったのに、今日も断られた。
途中まではいけそうだったのに、すんでのところで鳴上さんが正気を取り戻してしまったからだ。
『やはり駄目です』
そう言われて部屋を追い出され、絶賛不貞腐れている最中だ。
「あー、なんで......」
やめようって思った。
好きになるのはもうやめようって。
けど、一回だけ思い出が欲しくて、抱いて欲しかった。
だって、どうせ鳴上さんは修弥のことが好きだから。
......今日ので思い知らされたし。
何なの。あんな、プレゼントにキスとか。
辛そうな顔で、あんなことするとか馬鹿みたい。
「.....ほんとバカー。鳴上さんも、......俺も」
本当に救いようのない馬鹿だ。
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