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「ん......ふぁ........」
あの後、軽くシャワーを浴びて寝ることになった。
ベッドに入っても何もしてこないから、今日はしないんだなって思ったのに、しばらくしたら触ってきて、長い長い愛撫を受けている。
「けん、と......も、いいから......」
「まーだ」
俺のモノをしゃぶる賢斗の髪を引っ張っても、やめてくれない。
後ろも指で丁寧に解されてる。
......ていうか、もう柔らかくなってるんだけど。
それなのに先に進んでくれないから、俺は熱を持て余す。
「んあっ......もぅ、今日、しつこぃ.......っ」
「もっと、修弥のこと感じたい」
「......っ。やっぱ、きょうっ.......変だっ」
優しく、丁寧に。
今までだって痛かったことはなかったけど、これはやり過ぎだ。
優しすぎてどうしたら良いのか分からなくなる。
賢斗は指は蕾を解したままで、俺の耳元に頭を近づけてきた。
そして、甘い声で囁く。
「修弥、好きだ」
「......っ」
「好きだ。大好きだ」
何回も繰り返されるその言葉を聴いてると、なぜか泣きたくなった。
何でそんなに何回も言うんだよ。
嬉しいことのはずなのに、何故だか怖い。
「好きだ、修弥」
「も、言わないで......」
堪らず、賢斗の口を自分のソレで塞ぐ。
「早く......挿れて.......」
安心したかった。
早く一つになって、怖いことは何もないって思いたかった。
合鍵を渡してきたことなんて、ただの気まぐれだ。
会いたくなったらここに来いって言ってたのも、深い意味はないはず。
惜しみながら俺のことを触るのも、気持ちを確かめるようの好きだって何回も言ってくるのも、全部全部、意味なんかない。
そう思いたいのに、何でそんな顔するんだよ......。
「あっ......」
切ない顔をした賢斗のモノが、俺のなかに入ってくる。
......それでも、不安は消えなかった。
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