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俺は特に身体に問題はなかったから、すぐに帰れることになった。
先に鳴上が駐車場へ車を取りに行って、俺は病院の中で座って待っていた。
鳴上になんて言おう......。
あまりにも自分勝手すぎて、なんの言い訳も思いつかない。
どんなことを言っても、必ず傷つける。
......いや、その方が良いのかも。
嫌われた方が、鳴上のためかもしれない。
そんなことばっかり考えて、悩み込んでいると、花の香りが鼻をかすめる。
「あれ?君......」
なぜか俺の目の前で花束が止まる。
顔を上げて確認すれば、いつだか見たことのある、見惚れるほど綺麗な人間が立っていた。
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