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す
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前髪が絡み合って、そのまま顔を近づけると友希がそっと目を閉じた。瞬きをしぱしぱとしていたその大きな瞳が見えなくなってから、僕はその唇に自分のそれをそっと重ねた。
電気が走るみたいに僕の身体が熱くなる。触れただけなのに、涙が出そうなくらい切なくて、嬉しくて。
ぽってりとしたやらかい唇から一度離れて友希を見つめる、友希もそっと目を開いて「なんか、恥ずかしいね」と呟いた。
「うん」
友希の言葉に頷いて、もっかい抱き寄せてからもう一度キス。
「あ、」と呟く友希の唇をぺろりと舐めてから、その間に舌を滑り込ませた。ぴくんと身体が震えて少し後ろに下がろうとする友希の髪に指を絡めてそれを阻止する。
もう止まらん。やって、どんだけこの日を待ち望んでたか。僕の胸に置かれた腕に少し力が入って押そうとするのを、分からないフリをして抱き寄せる。
ちゅ、ちゅ。と僕と友希の唇の間から水音がする。心臓がバクバク鳴ってるのは友希に聞こえてんのかな?
友希も同じなんかな?
「ん・・・」
「友希、口開けて」
「・・・ん」
僕の腕の中で、とろんとした目で見上げてくる。もう、それだけで僕の頭は昇天しそうになるのに、さらにゆっくりと口を開ける友希。
「友希、好き・・・好き、大好き」
「ん、俺も好き」
はあはあと、みっともないくらいに息が上がってしまってる僕は、友希の口を塞いで、その中にある友希の舌を舌で絡めとる。ぬめぬめとしたそれはあったかくてまるで生き物のように絡みついてくる。
くちゅくちゅと唾液が混じる音が耳を犯して、僕の股間はもうはち切れんばかりに興奮している。でも、こんな余裕無い自分を友希に押し付けるわけにはいかない。
「ん・・・ん、んぁ・・・」
「ゆ、友希」
「・・・ん?」
「ちゅう、きもちいね」
「・・・うん。・・・中村、アホやな」
「・・・うん」
こんな時に何言ってんの?って顔して目の前の友希が笑った。でも本気でアホって言ってるんとちゃうのは分かった。
照れ隠し?友希、恥ずかしいの?(笑)
一度離れるけど、離れがたくて、もっかい友希の顎に手を添えた。頬にキスしたら、友希の腕が僕の首に掛かる。
友希から僕に!(涙)
骨が折れるほどにもう一度抱き締めて、もう一度キス。もう遠慮なんてせえへん。今日このまま、このまま、友希の家に泊まる!
くちゅくちゅと音を立てて、友希の気持ちもそっちにいこうと姑息なことを考えた。ゆっくりそのまま後ろに押し倒そうとしたその時。
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