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学校に行くと、教室のいつもの席に諒がおった。相変わらずのイケメンぶりで、大きな欠伸をして窓の外を見ていた。
「諒~、おはよ」
「おはよ、友ちゃん」
俺が隣にすわると、掌の上に顎を置いて顔を捻りながらにこりと笑う。
諒の専攻は写真なんやけど、勉強はしといたほうがいいって言いながら、俺の専攻の絵の講義にも珠に出たりする。
ことさらこの講義の教授の話が好きらしく、毎回出ていた。
座って直ぐに諒の視線に気付いた。
「ん?なん??」
「ん~?友ちゃん、なんかええことあった?」
「えっ!?」
「・・・わかりやすいなぁ、相変わらず」
「・・・・・・そんなことないけど」
ふーん、と呟きながら目を掻いた。
そんなに顔になんか出てる?俺、いまどんな顔してんの??
「中村となんかあったやろ」
「えぇっ!」
諒の言葉に慌てながら顔を抑えてた俺は、両手で頬を挟んだまま諒を見た。
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