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な
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「やっとやっと友希とキスできてんでっ!」
「ちょ、ちょっと声でかいやろ自分」
「あ、ごめん」
「・・・ほんまによかったやないか。頑張った甲斐あったな、悟」
「うん。めっちゃ長かったんやで、片想い」
思い出すだけでも、友希の鈍感さに涙が出てくる。結構アピールしてたんやけど友希には全くと言っていいほど伝わってへんかってんもん。
それが今はもうちゃんと好き同士なんて、ほんま夢見てるみたいや。
今日は帰っても、友希はおれへんけど、そんなん全然平気。今日は僕が友希のご飯作ってまっとこ。・・・レトルトやけどさ。
でもきっと友希は
「ありがと~」
って笑ってくれるんや。絶対。
「今なら、僕なんでもできそうな気がするわぁ」
って思わず呟いた一言に鈴木さんが見事に反応した。やばい。しまった。この人めちゃ怖いマネージャーやった。
「ほー、それはいいことを聞いた」
「え?!ちゃう、今の間違い!」
「いや俺は間違いなく聞いたこの耳で。さっそく社長に報告やな」
「まってまって!ちゃう!嘘!なんでもはいやや!」
「それが仕事っちゅうもんやで、悟。仕事やってこそ松田君も悟を、」
「えっ!友希がなに!?」
僕ががんばったら、友希が何!?
それまでだらだらしてた僕はがばっと鈴木さんの肩を掴んだ。すんごい冷たい目で見てる鈴木さんには構わないで、その続きを促してみる。
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