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よ
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レトルトのハンバーグやけど、ちゃんと温める用意までして、お米も炊いて準備万端にしてる。キッチンに入った友希が顔だけ覗かせて言った。
「中村、ありがとー。食べよっか」
ほらね。やっぱり。レトルトでも友希はちゃんと僕を気遣ってくれんねん。
「うん、手伝おうか?」
「んーん、ええよ。座っといて」
直ぐに姿をけした友希が向こうでなんかしてんのがわかったから、大人しく待つことにした。邪魔したらあかんやろ?程なくして温められたハンバーグと、ご飯と、サラダが出てくる。あれ?サラダなんてあった?
ほい、って渡された皿を見て友希を見ると、中村は野菜食べんとな。ってにこりと笑った。
あ。
「友希ぃ~」
「はいはい、食べるよ」
「うんっ」
ほんまにええ奥さんになるよ!僕の!
っていう熱い思いは置いといて、テーブルに並んだご馳走を(友希がいればなんでもご馳走)一緒に頂くことにした。
あれ?なんか疲れてる?いつもより箸の進みが遅いみたいやけど。
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