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だ
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やっぱり友希は疲れてたみたい。
食後のコーヒーを持って戻るとそれはもう、眠そうな顔をして僕を見上げた。
とろんとしたその瞳がやたらと扇情的で、僕はまたいたらんことを考えてしまってた。
あかんあかん、今日は大人しく帰らんとな。
横に座ってカップを渡すと、ありがとうと言って受け取り、そのまま一口。
「あー、落ち着く?」
「なー、お腹もいっぱいになったし」
「うん。中村がご飯用意してくれてたからやんな、ありがと、仕事大変なのに」
そんなこと無いよって言うが早いか、友希がおっきな欠伸をした。
其の後何回も連発して欠伸をすると、目尻にうっすらと涙が浮かんでる。
僕と横並びになったままソファを背もたれにしてテレビを見てたけど、とうとう頭がクラクラ揺れ始めた。
「友希?」
「うん…」
「だいじょぶ?」
「うん、…ちょっと、眠い」
そうやろね、ホンマに眠そうやもん。なんだか身体もほんのりあったかくなってる気がする。ゆらゆら揺れ始めた友希を見て、やってみたいことがあったのを思い出した。
「ゆ、友希?僕に寄りかかって、ええよ?」
「ううん…」
え、今のって拒否やないよね。ちょっと焦りながらもっかい。
「肩に頭、」
ってその時友希の綺麗な金髪が僕の肩に広がった。
ヤバイ。めちゃ緊張してきた!
なんもできんてわかってるのにこの心拍数の上がりよう。
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