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甘々時間
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珈琲も残り少なくなってきて、時計の針ももう直ぐてっぺん。
友希が一回欠伸をしてから僕の方を見た。
「悟ぅ、そろそろ、」
「友希、ちょっとちょっと、こっち来て!」
たった今まで並んでソファに座ってたのに、いつの間にか立ってた友希を慌てて呼び寄せた。
「んー??」
「ここ、ここ座って!」
相変わらず子供やなぁって自分で思いながら、友希を呼び寄せて、横に座るように言う。
僕の声に、なにぃなと笑いながらてててと近寄って来て、座った。テレビの方を向いてる友希にこっち向くように肩を掴んだ。
「今日なんの日か知ってる?」
「今日?」
「うん」
「えー??…なんかあったけ?」
可愛く首を傾げながら宙を見上げる。
うーんと考えてるけどホンマにわからんみたい。
「今日ホワイトデーやん」
「え?ああ!そういやそうやね!」
ぽんと手を叩いてうんうんと頷いた。
そうやで、ちょうど一ヶ月前には友希が僕にチョコレートくれたんやで!
泣きそうなくらい嬉しかったんやで友希?。結局何日もチョコレート食べれんかったもん。勿体無くて(笑)
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