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愛欲宣言
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「友希、今日、僕帰らんから」
「え?」
「今日は友希んとこ、泊まる」
「…」
どきどきする。勢いのまま告白してしまったあの日よりも頗る緊張する。
友希から、ダメ、って言われても、帰れって言われても、今日は絶対友希とずっとおるって心に決めて来たから。
キスをしてくれた 友希の顔が目の前にあって、僕の唐突な言葉に驚いたみたい。
言葉に詰まった感じで、僕を見つめている。
「もう、ガマンできんもん。僕は友希ほど大人やないから、もうこれ以上待てんの」
「悟…」
「せやから、友希を全部ちょうだい」
大真面目に、友希の目を見て。
肩を掴んで、抱き締めて、ホントはビクビクしながら宣言。
友希が大きく息を吸った。あ、え、怒らせた?呆れられた?
「なんやねんもう、悟」
「え、怒った…?」
あんだけ強気に言ったくせにすぐさま弱気。
「ちゃうよ。めちゃ男前やん」
「え?」
「心臓破裂しそう」
「友希…?」
「悟がカッコよすぎるって言ってんの」
あは、と笑って今度は友希が僕の首に腕を廻した。
「悟、ベッドいこ?」
「うわっ」
全く予想しなかった台詞に思わず感嘆。ん?と疑問符の友希。
やばい、まさかこんなエロいセリフ聞けるなんて。鼻血出そう。
わからんように大きく息を吸って、あったかい友希の身体を抱き締めて答えた。
「うん」
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