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寒室暖体
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友希の、ほんのりあったかい手を取って恋人繋ぎで寝室へ向かう。
誘う台詞は友希からやったけど、ここは僕がリードしたかった。緊張してんのがバレてんのか、僕の後ろを黙って付いてくる友希。
「こっちの部屋寒いね」
「う、うん」
ドアを開けて暖房を入れて、ベッドの端に友希と座った。
あかん、こんな緊張するもんなんや、初えっちって。
今まで付き合ってきた子となんて一度も(っていうても友希に会う前のことやからあんまり覚えてへんけど)こんながちがちになったことなんてないのに、ああ、情けない。
「友希、ほんまに、ええの?」
「なに言うてんの、俺ら、付き合ってんのやろ?」
「え、あ、そやね」
「ふふっ、悟、可愛い」
友希に可愛いなんて言われるって思ってなかった。でも、そやな。僕って友希より年下やってんな、忘れてたけど。
「キスする?」
「あ、え?!・・・うん」
「じゃあ・・・」
ゆっくり友希の顔が近づいてきた。
ていうか、僕の方が全然押されてんのは、なんで??あんなに決死の覚悟で、僕から友希を!って思っててんのに、なんだか友希から押されっぱなしな気が・・・。
「好き、大好き友希」
「ん・・・、んぁ・・・。さとるぅ・・・」
「友希、ゆう」
「しー」
僕の頬に両手を添えて、キスをしてくれた。
そっと触れるだけのキスから少しだけ口を開いてもう一度重ねられる。僕が友希の頭に手を添えて引き寄せると、友希が小さく喘ぎ声を出した。少しだけ被さるように友希の唇を舐めると、奥から生温かい舌が出てくる。
吸い付くようにそれを絡めて、もう一度塞いだ。微かに目を細めて僕を見つめる友希の情欲の表情。たまらない。
あまりに色っぽいその仕草に友希の名前を呼んだら、一旦口を離して、唇に人差し指を当てられた。
「んふふ」
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