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ひ、ひいいいいっ
「悟?」
ぎゃあああっ
「大丈夫?悟ー?」
うわっうわっ、こわ、こわっ!!
「悟ー、止めようか?」
友希の声にハタと気を取り戻した。
ごくりと、喉が鳴って耳に手を当てている自分に気付く。
結局、こうなってしまっている現実。
あかん、完全に取り乱してもうてる。
でもでも、やってやって!ドロドロしたゾンビがいっぱい出てくるんやもん!なんか、目ん玉飛び出したゾンビとかが、バーって追っかけてきて首んとこ噛み付いて、血がドバーッッて!!
始まって10分もせんうちにそんなシーンが始まって、それから怒涛のように、恐い!
「悟?」
「ゆ、友希~恐い~」
「やろ?そう思ったよ。悟めちゃくちゃ怖がりなんになんでこんなん選んだんやろって」
そう、僕怖がりでした。昔から、忘れてた。
恐がる友希が僕にしがみつくどころか、このままやと僕が友希にしがみつくことになってしまう!
そ、そんな情けないカッコはできひん、でも恐い。でも、友希と抱っこちゃんしたい!夢にまで見た足の間に座る友希!
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