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《お肉フェスティバル》3
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「いや、なんもないよ」
「ふーん、変なの。ま、ええわ」
うん、変なのは認める。とか妙なとこに頷いてキッチンへとリビングを出て行く友希の後ろ姿を眺めた。
そう、ずっとずっと我慢してきてんもん、
焼肉!
二週間も野菜と卵と、鳥のササミ生活やってんもん!
もう、あと1日でもダイエット続いてたら僕ホンマに死んでたんとちゃうか?
おまけに、一緒の食生活の友希まで痩せていってもうて、ホンマにそっちのが心配やってん。
ただでさえ細いのに、
『やって、悟が食べられへんのに俺が食べるわけにいかんやろ?気にせんとってええよ?』
とか可愛いこと言うから、なんとしてもこの二週間を乗り切って、2人で焼肉食う!
って決めてたんやもん。
もう、力の入らん僕を笑いながら甘やかしてくれて、友希はキッチンにホットプレートを取りに行った。
あかん、僕も手伝お。
のそのそと立ち上がり、
「ゆーきー♡」
友希を追いかけた。
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